住友輪業の業務日報

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思わぬ千切りあいの末、最後に一番元気だったのは・・・

9月29日の業務日報・4ページ目

カマボコ君の奥義により、冨土野峠ふもとのスーパーにはほぼ予定通りの時間に到着。
往路ですでに脚を使いきったカマボコ君はもちろんのこと、
他の3人も向かい風ののぼり基調の道に脚を使わされている状態です。
この状態で長~く休憩してしまうと、脚の周りが重くなってしまうので、
スーパーには長居し過ぎないよう、補給完了と共に出発です。

「先に行ってて下さい。
 後をゆっくり追いかけますので!」


ここから冨土野峠は一本道。
カマボコ君の申し出を受け、3人列車で富士野峠の序盤にある明延の坑道跡まで
先に向かうことになりました。

先頭はコギコギさん。
コギコギさんは休憩の後、必ずといっていいほど先頭を引き受けてくれるので助かります。
しかし程なくしてコギコギさんから号令がかかりました。

「ここから自由行動!!」

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前に出たのはやっぱりこの人。
モーニングさんです。

「え~っ!ゆっくりがええのにぃ・・・」

そんな僕の思いとは裏腹に、モーニングさんは列車の速度を上げました。
しかしやはり休憩前まで長く先頭を牽いたせいか、以前より穏やかな牽き。

「脚に来ているな・・・」

向かい風、のぼり基調と悪条件ですがモーニングさんにばかりいいところを見せさせていては
コギコギ日記で僕の見せ場シーンがなくなってしまうではないか!

よし・・・やるか!!
列車から逃げに打って出るべく、下ハンを握って高速巡航モードオン!!
さっきまでゆっくりがいいと思っていたのはいったいドコのどいつだ!?

「行ったぁ~!!」

僕の飛び出しにコギコギさんが叫びました。
列車から飛び出すや否や、僕を容赦なく襲う向かい風。
向かい風の影響を少しでも減らすために、できるだけ姿勢は低く、
さらに時折骨盤ペダリングを交えてできるだけ長く、高い巡航スピードを保つように必死のパッチ。
全身の筋肉に向けて指令が飛びます。

「少しでも長く2人を千切れぇ~!!」


しかし僕は分かっていました。
この逃げは決まらないって・・・

その証拠に恐る恐る後ろを振り向くと・・・
ゲッ!思ったより千切れてない・・・

コギコギさんを従えて先ほどより明らかに力強いペダリングでゴリゴリと迫ってくるモーニングさん。
もう少し長く逃げさせてよぉ~。。。
その猛追に逃げる心を折られてしまいました。

逃げって言うのは圧倒的な走力差がないと決まらないもの。
僕とモーニングさんの間にはそんな差は存在しないんです。
僕がモーニングさんを圧倒できるのは明らかなのぼり坂のみ。
得意の坂道の手前で千切りきって完全勝利と行きたかったのに・・・

あっという間に吸収されて元サヤ3人列車の再結成。
短いけど少し勾配が急になるところで再度アタックをしかけます。
ここでも逃げは決まらないと分かっていましたが、
突き放せば意地でも追い上げようとするのが自転車乗りです。
ほらほら追ってきた!
こういうところで差をつけては追いかけてもらい後続の2人に脚を使っていただく魂胆でした。

でもここで脚に来たのは僕の方・・・
左ふくらはぎがピクッピクッときました。
まさに脚が攣る一歩手前。
僕も自身で思っていた以上に脚にきていることにやっと気付きました。

「失速してるでぇ~!!」

コギコギさんの声に反応したモーニングさんに一気に追い抜かれました。
僕はなんとかコギコギさんの後ろ列車3番手に食らい付くのが精一杯。
脚を使わせるはずが脚を使っていたのは僕でした。

ここで僕の逃げは完全に不発となりました。
でもこういう思い通りにならないのがなんとも嬉しくて楽しいんですよね。
いろいろ考えたり試したり悪知恵働かせたり・・・
実力が拮抗しているからこそどうしても自分が一歩前に出たくなる。
こんな風に思ったのは僕がロードバイクに乗り始めて以来初めてだったかもしれません。


再度、モーニングさんを先頭に明延の坑道跡を目指す3人列車。

「いまレース中よりしんどいわ~」

とはコギコギさん。
僕はコギコギさんの後ろで軽めのギアを忙しなく回し、足の回復に専念していました。
そして本格的にのぼり坂がやってきました。
ここでコギコギさんがたまらず「先に行け」のハンドサイン。

「断るッ!!」

少しでも脚を回復させたい僕の返答は容赦なし。

「中切れするから先行ってよぉ~」

コギコギさんは苦手とするのぼり坂で脱落です。
ここでコギコギさんをオーバーテイクした勢いを殺さずにモーニングさんも一気に抜き去りました。

「住友さんはやっぱりのぼりかぁ~」

ここからは得意のヒルクライム。
モーニングさんも置き去りにする!
後ろを振り向かずに、自分に残されたものを全部ペダリングにぶつけました。
そしてそのまま明延の坑道跡に一番乗りでゴール♪

「ぃよっしゃあああああああ!!」

全てを出し尽くしての勝利に、思わず雄叫びを上げてしまいました。
気持ちえぇ~♪

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僕と同じく全てを出し尽くしたモーニングさんとコギコギさん。
明延の坑道跡から吹き出る冷風でクールダウン中です。

「これから冨土野峠やのにぃ・・・なんでふもとで千切り合いやねん!」

コギコギさんの言葉にはごもっともですが、みんな自転車バカだから仕方が無いんです。
あきらめましょう。

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びっくりするほど早く、カマボコ君も追いついてきました。

「休むと却ってしんどいので先に行きます」

そう言い残してほとんど休憩もせず冨土野峠を上ってゆきました。
冨土野峠を手前に全員、脚は残っていません。
復路の冨土野峠はみんなでのんびりと上りました。
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冨土野峠トンネル手前で思わずうつむくコギコギさん。
お疲れ様です!!

その後は冨土野峠を下り、県道6号線を国道9号線との交点「安積橋」まで駆け抜けます。
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なんと、ここで魅せたのはカマボコ君!
モーニングさんがかなりいいペースで牽いていたのですが、それを抜き去りペースアップ。
思いも寄らなかったカマボコ君の復活に、全員から賞賛の声があがりました。

「いやぁ・・・ホントに最後の最後、いっぱいいっぱいですよ。」

少し照れたように言うカマボコ君でしたが、この後ゴール地点につくまでの間、
もっとも元気だったのもカマボコ君でした。
ツーリング中はハンドサインだけでなく、声を掛け合って安全確認をするのですが、
カマボコ君の声が最後まで一番大きかったんです。
これには僕もかなり元気をもらいました。

この出石ツーリングは落車に始まり、コギコギレッスンがあり、千切り合いがあり・・・
他にも僕のブログでは語りつくせないほどいろんなことがありました。
カマボコ君が落車した場所を通り過ぎたときに、僕は思わずこうつぶやきました。

「あの落車が今日の出来事とは思えへんなぁ。。。」

最初はどうなることかと思いました。
でもカマボコ君をを誘ってよかった。


龍野の町を揖保川沿いに走っていると、午後6時を告げる童謡『ふるさと』のメロディが流れました。
そのメロディの音量に負けないくらいの大きな声で、カマボコ君が安全確認の声を張り上げます。
彼にとってこの日は、僕が感じた以上に濃密な一日となったことでしょう。

カマボコ君は11月の神戸マラソンへ向け、再びロードバイクから遠ざかる日々が続くそうです。
しかし神戸マラソンを走り終え、再びロードバイクでも走り始めるとき、
この日の経験はかけがえの無いものとなるはずです。
そして彼の驚異的な心肺能力と、コギコギさんが伝授したロードバイクの知識。
それらが本当の意味で合わさるとき、カマボコ君はいったいどんな走りを見せてくれるのか・・・

コギコギさんと出会ったことにより生まれ変わったカマボコ君の走り。
それを目にする日は、そう遠くないのかも。


以上、業務報告終了!!


走行距離  212.12km
獲得標高  1,412m
平均速度  26.2km/h
最高速度  56.3km/h
平均cad   81rpm
平均心拍  エラーのため測定不可
最大心拍  174bpm(87%)
消費カロリーエラーのため測定不可


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by rynx04 | 2013-10-16 01:41 | グループライド
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神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


by 住友輪業
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