住友輪業の業務日報

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脅威の低心拍。

1月26日の業務日報・1ページ目

「自宅から80kmほどのいいコースがあれば教えてくれませんか?」

その電話の主は、秋に淡路島で初の100kmオーバーライドを達成したきのこだけさん。
彼にとって初めての100kmオーバーライドは、前半の飛ばしすぎによる脚の攣り、首・肩・お尻・膝の痛みと、
初心者がどれか経験しそうなこと全てをたった1回のライドで経験するという、悪夢の様な苦行でした。

「もう春になるまでロードバイクには乗らん!」

100kmオーバーライドを成し遂げた直後は、そんなことを言っていたきのこだけさん。
しかしその後、冬用のウェアを揃え、さらにペース管理の必須アイテム・心拍計付きサイコンも買い、
コギコギさん同伴で、無傷での100kmオーバーライドを達成させようと挑戦しつづけていると聞いていました。
聞くところによると、少しずつですがひとつひとつ確実に、淡路島で出た課題を克服していっている様です。
僕に電話をかけてきた日の直前の週末にも、コギコギさんと100kmオーバーライドに挑戦したとのこと。

「それが無傷とは行かなかったんですよぉ・・・
 どうしても膝が50kmくらいで痛くなってくるんです。」


なるほど・・・どうやらきのこだけさんにとって膝の痛みが最後の難関のようです。
さらに聞くと、きのこだけさん自身は膝の痛みの原因は、自身の走りこみ不足によるものと思っているらしく、
そこで膝の痛みが出てもなんとかごまかせそうな80km辺りのコースで走りこみたいと思って電話をかけてきたようです。
何度も100kmオーバーライドに辛酸を舐めさせられても、あきらめることなく克服しようとするその姿勢。
素晴らしい!

「わかりました。
 じゃあ加西のがいな製麺所まで一緒に走りましょう!」


僕の自宅からがいな製麺所は100kmほど、きのこだけさんの自宅からは80kmちょっととなるはずです。
寒い冬の空気の中、玄関を出て走り出すにはやはりご褒美が必要ですから、
おいしいうどんが食べられるがいな製麺所は目的地にうってつけです。
目的地が決まり、そうこうしているうちにコギコギさんも今回のライドに参加することになりました。


そして当日。
前夜から降り出した雨は朝になっても降っていましたが、集合時間にはなんとか雨は上がりました。
まずは相生から明石港ででロードバイクを車載してきたコギコギさんと合流。

今回のライドの目的は、きのこだけさんに80kmコースを紹介すること。
しかし、コギコギさんが参加してくれたことによって、僕にはもうひとつの目的ができました。
それはLSDトレーニングの仕方を、実際にロードバイクを走らせながら教わること。
コギコギさんは5年前から冬場のLSDトレーニングを取り入れていますから、一度こういう機会がほしかったんです。

「LSDのペースって心拍数で決めますか? それとも感覚ですか?」

「ペースは感覚で決めてるね・・・
 脚に力をこめずに漕ぐ感じやねぇ。」


きのこだけさんと合流したら、恐らくコギコギさんはきのこだけさんに付きっ切りになるでしょうから、
その前に聞きたいことを聞きまくりました。
この日のコースを知っているのは僕だけですから、必然的に僕が先頭を引きペースを決めることになります。
これは自分なりのLSDペースをつかむには絶好の機会となりそうです。

とりあえず、コギコギさんの言うとおりに脚に力をこめずにクランクを回し、
きのこだけさんとの合流地点である西明石へと向かいました。
その道中のほとんどが平坦路なのですが、途中の5%もないほどの唯一の坂道で問題発生。
自分ではかなりゆっくりと漕いでいるつもりなのに、心拍数がぐんぐん上がってしまうんです。
あとでログを見てみたら、この坂道でこの日の最大心拍数を記録していました。

「これ以上ゆっくり走るなんて我慢できない!」

ロードバイクの最大の楽しみである、スピードを出すことによる爽快感を封印しないといけない。
スピードを上げたくなるのをただひたすら我慢我慢我慢・・・これぞLSDの難しさです。
しんどくてもスピードを上げたがる僕にとっては苦行以外の何者でもありません。

結局、自分なりのLSDペースをつかみきることができないまま、きのこだけさんと合流。
ここから加古川方面へはひとまず海沿いに出て、サイクリングロードを走ることに。
このサイクリングロードは歩行者がとても多くスピードを出しすぎると危険なため、ゆっくりでしか走ることができません。
スピードを欲する自分自身をスピードを出せない環境に持ってゆくことにより、欲求を抑える作戦です。
しかしこの作戦は失敗だったかも・・・

歩行者によっては右側通行だったり左側通行だったりと秩序がない。
そんな歩行者を避けるため、右に寄ったり左に寄ったり、その度にハンドサインで先頭を走る僕は大忙し。
確かにゆっくり走れてはいるものの、この状況下ではペース作りに集中できませんでした。

「きのこだけさん!がに股ペダリングになってるよ!!」

ハンドサインに忙しい僕の後ろでは、コギコギさんがきのこだけさんに付きっ切りで
ペダリングやフォームのアドバイスをしながら走っていました。
なんて恵まれている初心者なんだ!!


走りにくいサイクリングロードを東二見まで行き、今度は加西に向け北上を開始。
しばらくロードバイクを進めると、やっと走りやすくペース作りに集中できそうな道に出ました。
しかしこの道はしばらく一本道。
コースの案内が不要のため、コギコギさんがきのこだけさんを列車の先頭に出しました。
これはきのこだけさんのペース配分能力を試すためでしょうね。

「きのこだけさん今、心拍いくつ?」

「140で~す!」

「住友くんは?」

「100ちょうどです。」

「俺は105やわ。」

全員の心拍数を確認しながら走るコギコギさん。
先頭を引くきのこだけさんは、初心者ということもあって、二人と比べるとかなり高い心拍数でした。
そして走っている最中は、コギコギさんより僕の方が低い心拍数のようです。
しかし、コンビニ休憩でロードバイクを止めたときにそれは逆転しました。
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「俺、今の心拍70台やわ。」

「え~!?僕、90台から下がりませんよ!!」

コギコギさんによると、LSDを初めて1ヶ月くらいで、心拍数が目に見えて下がるようになると言うのです。
異様に低い心拍数は、体中に酸素がいきわたっている証明。
さらにLSDトレーニングを続けると、同じ心拍数でも巡航スピードがあがってゆくそうです。
今年からLSDトレーニングを取り入れようと考えていましたが、実際にコギコギさんの低い心拍数を目の当たりにして、
さらに本気で取り組んでみようという気になりました。
b0299252_23492618.jpg
コンビニ休憩を終えてからは加古川を渡り、今度は権現ダム湖沿いのサイクリングロードへ。
ここにはLSDトレーニングの敵、ダム堤体の脇を上る九十九折れの坂道があります。
しかしLSDトレーニングに取り組む決意をより強固にした僕は、ゆっくりゆっくり上り心拍数をキープ。
少しずつですが、LSDトレーニング時の走り方が分かってきました。

「ん~♪いい感じ!」

スピードを出したくて仕方がなかった僕が、ようやくゆっくり走れるようになった。
僕自身のこの日の課題はクリアです。
しかしこのときにはすでに、別の問題が発生しつつあったのです。
権現ダムを後にして、折り返し地点のがいな製麺所まであと10kmを切ろうかというところで問題が発覚。
きのこだけさんが声を発しました。

「膝が痛い・・・ちょっとヤバイかも・・・」


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by rynx04 | 2014-01-31 00:04 | グループライド | Comments(4)
Commented by おばさん at 2014-01-31 20:42 x
きのこだけさんはホントに恵まれた初心者ですよね(o^^o)
私も 故障する前にコギコギさんをひっ捕まえたから 恵まれてました!*\(^o^)/*
Commented by ヘイジ at 2014-02-01 08:28 x
膝痛ブームやね!色々教えてね\(//∇//)\
Commented by rynx04 at 2014-02-01 14:38
>おばさん
それを端から見ている僕も恵まれています。
あぁ・・・こうやって教えれば分かりやすいのか~って感心しっぱなしです。
Commented by rynx04 at 2014-02-01 14:40
>ヘイジさん
膝痛ブーム!
これは流行らせたくない(笑)
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神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


by 住友輪業
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