住友輪業の業務日報

rynx04.exblog.jp ブログトップ

キッチリ追い込み切る男と強すぎる男。

3月9日の業務日報・3ページ目

南淡の峠道を全てクリアし、ひなまつりアワイチも終盤戦の淡路サンセットラインへと舞台を移しました。
ここからゴールの岩屋港までは、平地主体の高速巡航区間となります。
アワイチはスタートから洲本までも、同じように平地主体の高速巡航区間なのですが、
違うのはここまでの複数の峠道で脚を使ってしまっていること。
さらにこの日は序盤からのハイペース。
猛者ぞろいの参加メンバー全員が例外なく、それなりに疲労しているようでした。

もっとも疲れの色を見せていたのは、LSD明けでなまった脚に渇を入れるべく追い込んでいるコギコギさん。
南淡の峠道では上るきるたびにしんどそうな顔をしていました。

「V字回復・・・そうV字回復なんや!!」

己に負けずLSDに取り組む前の自身より速くなりたい。
そんな思いを自身に言い聞かせるように、何度も何度もそうつぶやいていました。

一方で、同じくLSD明けの僕。
水仙峡の第二ピークを除いて山岳賞を取れたのでLSD明けにしては上出来。
あとは列車の後ろの方で、ドラフティングの恩恵を受けながら楽に走りきればいい・・・
そんな風に密かに思っていました。
b0299252_2146293.jpg
そしてその思いの通り、hiroさんが先頭でペースをコントロールする列車の後方で、楽々と走っていました。

しかしそれは間違いです。
コギコギさんと同じくLSD明けで脚力が落ちている僕は、もっともっと追い込まなければいけないはずなんです。

「うぉぉぉおおお!!」

突如、後方より響くコギコギさんの叫び声。
平地主体の淡路サンセットラインにも、何箇所かチョイ坂があります。
そこで、ここまでの追い込みでボロボロになりつつあるコギコギさんが
気迫のこもったダンシングで列車を追い越してゆきました。
このとき、メンバー全員から感嘆の声が上がりました。

「あぁ!もうあかんっ!!!」

本当に本物の限界なんでしょう。
気迫のダンシングもわずかな時間しか持たず、やがて失速し列車後方に沈んでゆきました。
本当に限界までキッチリ追い込み切るコギコギさんの姿勢を目の当たりにして、
僕は自分自身の甘えた考えがはずかしくなりました。

しばらくして淡路サンセットラインに入って最初のコンビニ休憩をした後、
まずはモーニングさんが列車を引こうと先頭で走り始めました。
このまま黙っていれば、モーニングさんは最後まで誰にも先頭を譲らないでしょう。

「ここは僕に引かせてください!」

先頭を引くのが大好きなモーニングさんに了承を得て、今度は僕が先頭を引くことにしました。
自分で先頭を引けば自分でペースを決めることができます。
ここで自分自身にとって継続し得る最高のペースで引き続ける。
それが僕にとって最高の追い込みになるはずだと考えたのです。
ドラフティングで楽して・・・なんて甘い考えは、コギコギさんの姿勢を見習い捨て去りました。

太ももの表側とふくらはぎの筋肉は、もうすでにパンパン。
僕の脚はちょっとでもムリに加速しようとすると、ピクピクッと攣りそうになる状態。
b0299252_22545184.jpg
できる限り長く下ハンを持ちつづけて、ハムストリングスと腸腰筋を動かすことを意識して、
太ももを高く上げて前に送り出すイメージでペダリングをつづけました。

「キツい!もう充分や・・・脚を止めろ・・・」

「いや、脚を回し続けろ!! 止まったら動かなくなるぞ!!」

僕の頭の中ではやさしい悪魔とドSな天使が素手で殴り合いのバトルを開始。
途中、モーニングさんが僕の前に出て列車を引きだしたときは、やさしい悪魔がドSな天使にマウントポジション。
悪魔の勝利となりそうでしたが、そこからドSな天使がまさかの大逆転KOを決め、モーニングさんから先頭を奪還。
サイコンが充電切れでどのくらいのスピードが出ていたのか分かりませんが、
次の休憩場所まで維持し続けられる最大のペースで引き続けることができました。
この区間を先頭で走ったことで、忘れていた高速巡航の感覚を少しだけ取り戻せたように思います。


「キミィ!私の指導の下でマラソンに挑戦してみないかね?
 ワタシの言うとおりにすればサブ3も夢じゃないぞ!!」


休憩場所のコンビニに着くなり、ここまでの高速巡航に感心してくれたぴよぴよさんP監督から
フルマラソンのお誘いを受けましたが、あいまいな笑顔でお・こ・と・わ・り♪
僕は自分の脚で10km以上走るなんて想像したくありません(笑)
でもお誘いいただいたことは、なんだか自分の実力を認めていただけたようでとっても嬉しかったです。


さて、ついにひなまつりアワイチも最後の休憩を終え最終盤です。
ここからは最後の千切り合いが発生するという緊張感のある区間。
大本命のhiroさんはまだまだ余裕がありそうに見えました。
一方の僕は、一定ペースでの巡航はともかく、スプリントなんてとてもじゃないけれどできそうにもありません。

ということで、まずは先頭を引っ張りペースを作ることにしました。
再びの追い込みがてら、発射台になれればいいやと思っていたのです。
そしてそのままゴールまであと10kmを切ったあたりまでは順調に先頭を引いていました。
しかしちょっとした上り基調の場所でペースがやや鈍った瞬間、hiroさんがスーっと前に出て先頭に上がってきました。
さらにカーボンディープ独特の反響音を響かせながら、モーニングさんがhiroさんから先頭を強奪・・・

この後がすさまじかった・・・

hiroさんから先頭を奪ったモーニングさんがそのままの勢いでペースアップ。
サイコンの充電が切れていたので正確には分かりませんが、
それでも間違いなく40km/hオーバーのペースで鬼引きし始めたのです。
僕はモーニングさんに対して30~50cmくらいの車間をキープ。
視線はモーニングさんのトレック・マドンのスプロケに集中。
モーニングさんの変速に合わせて僕も変速していかないと、スピードの変化に対応できずに
あっという間にドラフティング圏外へと振り落とされてしまいそうです。
後にhiroさんに確認すると最高で46~47km/hもでていたとか・・・
さすが『機関車トーマス』の異名を持つ男・・・強すぎるっ!!

視線を右に移すと、ロードバイクの影が4つ。
先頭はモーニングさん、続いて僕。
後ろの2人は誰だか分かりませんでしたが振り返っている余裕がない。
この4つの影は最後のスプリント勝負まで一体となって、高速で移動してゆきました。

そしてついに明石海峡大橋が真正面に大きく見えた。
道の駅淡路の手前の信号が千切り合いのゴール地点。
まずは先頭のモーニングさんが最後の仕掛け。
しかしそれでも後ろの3人は引き離せず、さすがのモーニングさんも失速してしまいました。
そこから先頭を引き継いだのは僕。

「もう余裕がない!ペースアップなんてとてもじゃないけどムリ~><」

なんて思っていると、横からすごい勢いでhiroさんがゴールめがけてかっとんで行きました。
初めて見たhiroさんのスプリント。
サラ脚ならともかく、150km走った上であの加速・・・とてもじゃないけど真似なんてできません!

そしてそのスプリントに反応したのはタイプRさん。
後ろにはドラフティングを利用してモーニングさんが粘り強く付いてゆく。

「これに乗らなきゃおしまいや~!」

そう思い、必死で加速してモーニングさんの後ろに張り付きました。
やがてタイプRさんも脚を攣らせて脱落。
モーニングさんも現状のペースの維持が精一杯と見える。
最後のありったけの力を振り絞るようにダンシングを開始。
太もももふくらはぎもピクピクッときていましたが、なんとかモーニングさんをパスしてそのまま2番手でゴール!!

出し切りました!


結局、大本命のhiroさんがブッチギリでNo.1でした。
彼より先にゴールするにはロングスプリントを続けられる脚力を取り戻さなければいけませんね。
練習頑張ろっと♪

最後は岩屋港まで出し切った仲間達とお互いの健闘をたたえながらのウイニングラン。
本当に清清しい。
そして全員無事に岩屋港に到着し記念撮影。
b0299252_22583026.jpg

僕にとって始めての臨時漕会のアワイチはこうして幕を閉じました。
聞きしに勝る高強度、そして聞きしに勝る楽しさ。

「次はいつ、みんなとアワイチしようか。」

さっき走り終えたばかりだというのに、もう次のアワイチのことを考えてしまう。
臨時漕会のアワイチの持つ中毒性を存分に味わった最高のサイクリングの1日は、こうしておしまいとなりました。


以上、業務報告終了!!

<走行データ>
(サイコンの充電が切れたので不完全版です・・・)
走行時間  3:43:15 (たぶん全体で5:30くらい)
走行距離  104.46 km (たぶん全体で155kmくらい)
獲得標高  1,099 m (たぶん全体で1,250mくらい)
平均速度  28.2 km/h (たぶん全体で29.0km/hくらい)
最高速度  57.9 km/h
平均cad   83 rpm
平均心拍  155 bpm (74.9%)
最大心拍  186 bpm (89.8%)
消費カロリー 1,777 kcal (たぶん全体で2,200 kcalくらい)


最後まで読んでいただきありがとうございます。
当ブログはブログ村のランキングに参加しています。
ポチッとしていただければ幸いです。
 ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村
[PR]
by rynx04 | 2014-03-20 23:13 | グループライド | Comments(4)
Commented by settimissimo at 2014-03-21 16:19 x
住友輪業さんは、運動神経がいいんでしょうねー。

細くて持久力もあるなら、是非SUB3狙ってみて欲しいですわー‼︎


Commented by rynx04 at 2014-03-21 16:35
>settmssimoさん
ところがどっこい、本当に不器用で体も固いし運動神経がなくってスポーツは苦手なんです。
高校の10kmのマラソン大会も歩くようなスピードでチンタラ走ってましたからね。。。
ということで期待していただけるのは嬉しいのですが、しばらくロードバイク一筋で参ります!
Commented by タイプR at 2014-03-23 20:58 x
どのような走りであれ「出し切った」あとはとても清々しいですね。
また、皆さんと走る日を楽しみにしています。
また、追い込み練だけでなくいろんな趣旨のファンライドもしたいですね。
Commented by rynx04 at 2014-03-23 21:26
>タイプRさん
今回のライドは話ながら会話を楽しみまもなく終わりましたね。
今回の様に各々が限界を試すライドも良いですが、せっかくみんなが集まるのであれば、もう少しじっくり楽しめるライドも必要ですね。
今度、そんなライドを企画してみようかな。。。
line

神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


by 住友輪業
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30