住友輪業の業務日報

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今日の兄さんは3倍以上カッコいい!

6月2日の業務日報・6ページ目

鳥取県最後の街・智頭まではず~っと上り基調の道を向かい風にさらされてやってきました。
ここ最近乗れていなかったフクちゃんさんとヘイジさんにとっては、過酷すぎるコンディションになってしまいました。
初の200kmオーバーライドになるというのに、その200kmにたどり着く前に脚と体力を削られてしまったのです。
鳥取から智頭に向かう道中も、2人は脚の攣りと闘いながらここまで走ってきました。
もうすでに限界の領域・・・しかしここからはそんな状態で復路最大の峠・志戸坂峠を越えてゆくことになります。


さて、コンビニ休憩をすませて、再び瀬戸内海に向けてリスタートです。
僕はコンビニで買い物忘れがあったため、3人を先行させてスタートが遅れました。
リスタート後はできるだけ早く追いつけるように、AT値超えの心拍数を保ちながらの高速巡航で追いかけました。
先ほどまで吹き荒れていた向かい風は徐々に弱まる気配を感じさせながらも、未だび行く手を阻んでいました。

程なくして、智頭の街中を抜けるか抜けないかという場所で、前方に丸臨ジャージを発見。
人数は1人・・・前方に他の2人の丸輪を背負う背中は見当たらず、明らかに千切れている。

「前、牽きます!」

追いついて声をかけてみると、千切れていたのはヘイジさんでした。
鳥取砂丘手前の坂道で見た元気に坂道を駆け上がった時の様な姿はなく、ペダリングには明らかに力が無い・・・

「ちょっと・・・いや、かなりキツそうだな。」

向かい風は気にならない程度まで弱っていましたが、その代わりに今度は志戸坂峠がヘイジさんを待ち受けていました。
志戸坂峠は実は緩い勾配の峠道です。
本来のヘイジさんの脚力であれば、簡単に駆け上がることができる峠なのですが・・・
180kmを超え、完全に未知の距離に突入したヘイジさんにとっては壁の様なものだったのかもしれません。
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かつてはトリガタワ旧道で、クライムさんと対等に渡り合うほどの脚を持っていたヘイジさん・・・
膝に故障を抱えロードバイクに乗れない日々が続いた。
その後も忙しくなかなか時間を取ることができなかった。
落ちてしまった脚力・・・志戸坂峠に苦しんでいる今、ヘイジさんはもどかしい思いをしていることだろう。。。

しかしあることに気がつく。

力がある!

スピードこそは速くは無いのですが、その目はしっかりと前方を見つめ、決して脚を休めることは無い。
ひと踏みひと踏み確実にゴールへ向かって漕いで行く。
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「この姿、どこかで見たことがある・・・
 そうだ!寒霞渓に挑んだときのマスターにそっくりだ!!」


あの時も落車などの逆境の中、マスターのサングラスの奥にある力強い眼差しにハッとさせられました。
この時のヘイジさんにも同じような力強さを感じました。

限界に挑む人の目はカッコいい!

ヘイジさんは今、正に自身にとって未知の走行距離に挑んでいる最中。
苦手意識があるというロングライドにおいて、強い向かい風に苦しめられ続けて脚が終わってしまった。
得意なはずの坂道で思うような走りができない。

「でも大丈夫だな。」

僕はなぜかヘイジさんが無事に今回のC2Cライドを完走することを確信しました。
ボロボロになっても尚、瞳に宿る力強さ。
こういう目をする人は、絶対に大丈夫なんです。
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僕のその確信が正しかったことを証明するように、志戸坂峠をクリア♪
そしてトンネルを抜けて、道の駅あわくらんどで休憩をはさんだ後にはもうひとつの小さな峠・・・
この峠では誰かさんが飛ばしだすもんだから千切りあいっぽい感じになったのですが・・・
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ヘイジさんは一度脚が終わった人とは思えない速さでフクちゃんさんを抑えて上りきっていました。

ブログで3倍カッコよく書いてな!って言ってたけど・・・
 そのまんまの方がいつもの3倍以上カッコええやん!」



僕はヘイジさんに付いて走ってきたので見ることは適わなかったのですが、
フクちゃんさんは志戸坂峠でクライムさんに食らいついていったそうです。
その時、フクちゃんさんもきっとヘイジさんと同じような力強い眼差しをしていたでしょうね。
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初の200kmオーバーに挑む2人も、粘りの走りでついに兵庫県に戻ってきました。

まだまだ残りの距離が50km以上ありましたが、ここまでくればあとは庭の様なものです。
まずはフクちゃんさんが峠からのダウンヒルをありえないスピードで駆け下りて・・・
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続いてクライムさんが上郡に入るまで40km/hで牽き続ける!
200kmオーバーの最後になんてことするんでしょう!?
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しかもその後、所属する消防団の練習が行われていた千種川の河原に、丸臨ジャージのままロードバイクごと突撃(笑)
ここで爽やかド変態・クライムさんとはお別れしました。
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あとは上郡から農道を使ってダウン走・・・ロードバイクに乗れていなかった2人の復活の狼煙は見事に上がりました。
あとは会話しながら長かった一日を振り返りながら走っていました。

そこで今回のC2Cライドの主催者であるフクちゃんさんがポツリ・・・

「いや~、もっとラクにいけるかと思ったんだけどねぇ・・・」

それに対してヘイジさんが・・・

「もう当分ロードバイクはお腹いっぱい!
 当分乗らんでもええわ~!」


え~っ!せっかく復活したと思ったのに!?
いやいや、今回のC2Cライドは個人的には向かい風のお陰でビワイチアワイチより変態度が高めだったかと・・・
ですから2人とも、また200kmオーバーライドやりましょうね!

そんな感じでC2Cライドは無事に終わったのでした~♪

<走行データ>
走行時間 8:53:07 (←ガーミンの電池切れのため途中まで)
走行距離 260.20 km (ヘイジさんのデータより・・・電池切れ時点で233.26 km)
獲得標高 1,861 m
平均速度 26.3 km/h
最高速度 62.8 km/h
平均cad 74 rpm
平均心拍 129 bpm (62%)
最大心拍 174 bpm (84%)
消費カロリー 2,951 C


さて、C2Cライド翌日。
道の駅あいおい白龍城にはひとり佇む怪しい男フクちゃんさん・・・
そしてその手に持つ容器の中身を瀬戸内海へと放流。
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C2Cライド当日は、遅くなっていたので日本海の水の放流を断念。
翌日仕事が休みのフクちゃんさんに日本海の水を託していたのですが、これにてC2Cライドが本当に完結しました。

しかし終わりというものは新たな始まりを意味するのでしょうか?
その2週間後、フクちゃんさんが日本海の水を流したあいおいペーロン城に、再び4人の男たちが集結したのです。
そう・・・目指すは再び日本海!!

C2Cライド第2弾、乞うご期待♪


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by rynx04 | 2014-06-21 01:13 | グループライド
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神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


by 住友輪業
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