え゛っ! そんなことできるんですか!!?
前日に530km走りきったばかりのトミーさんを乗せ、フェリーは小豆島へと向け出港しました。
ダシがうまいんです♪
小豆島までは1時間ほどの船の旅となるのですが、この1時間という長さは絶妙なんですよね。
1時間であればこれからの小豆島でのライドについての話をじっくりとできますし、
時間が長すぎて暇をもてあますなんて事もありません。
この日も、小豆島で行きたい場所について話しをしていました。
自ずと小豆島ライドへの期待が高まります。
しかし、そんな小豆島ライドに不安を抱く人物がひとり・・・
前日に博多→相生530kmライドを走破したばかりのトミーさんです。
気になるのは走行距離と坂道の有無。
そりゃあ前日にそれだけ走っていれば、小豆島スタート時点で脚は売り切れ状態の様なものですよね・・・
さらに前日のゴール直前の峠で横切っていた溝の段差でパンクしたそうで、
その時の衝撃で後輪に2~3mmのフレが出ている状態でした。
体も機材も満身創痍の状態です。
「海沿いを時計回りに、草壁を経て中山の千枚田だけは押さえておきたいね。」
コギコギさんのプランは、島の中央西側にある千枚田へ、東側からぐるっと遠回りするものです。
「えっ!? 目的地が西なら反時計回りでええやん!?」
それに対して、ちょっとでも走行距離を少なくしたいトミーさん。
小豆島の地図を挟んで仲良くぎゃあぎゃあ言うてました(笑)
後で知ったのですが、トミーさんの血液型はB型だそうで・・・
「君ら2人は時計回りで、俺は反時計回り。
目的地で落ち合おう! なっ!?」
典型的ですね(笑)
530km走った後でもいつもどおりでおもろすぎ~♪
そんな感じでフェリーの中では楽しく過ごし、気がつけば小豆島には到着直前でした。
そして船内では反時計回りに行くから・・・なんていってたトミーさんも結局時計回りで(笑)
「はいはい。」
トミーさんに釘を差されてのスタートでした。
・・・その30分後・・・
いくつかのアップダウンを越えて福田港に到着しました。
あれっ? フェリーでうどん食べてなかったっけ?
割と本気でビールを欲しがっていましたが、小豆島ライドが終わってしまうので却下です(笑)
イカ焼きを食べて元気になったのか、ポタリングと言っていたはずのトミーさんが上りで飛ばしだしました。
そして頑張ってついて行くと、坂道の途中でものすごく潔く失速・・・
「坂の上で待っといて。」
コギコギさんと僕は遠慮せずにトミーさんをオーバーテイク。
「あいつ、現役のときから太ったからなぁ・・・
今は30kgの米袋背負いながら走っているようなもんやで。
しかも昨日530km走ってきてるし・・・」
トミーさんの現役時代を知るコギコギさんが、坂道を上れなくなっているトミーさんを見てそう言っていました。
次の坂道ではトミーさんではなく僕がスパート。
後ろからはトミーさんのディープリムホイールの反響音が聞こえてくる・・・
と思ったら一気に聞こえなくなってやっぱり潔く失速してゆくトミーさん。
しかしこのときは一度千切れてから坂道を上りきるまでにコギコギさんの背後に再浮上する走り。
「住友のペースについていって、無酸素運動になったから千切れてから深呼吸して、
有酸素運動に切り替えて上ってきた。」
なんとスイッチを切り替えるように無酸素運動から有酸素運動に切り替えることができるらしい・・・
やはり規格外! カッコええ!!
「回復するのが早いねん。 アッチの方も・・・」
あぁ、台無し・・・
ここで昼寝したら気持ちいいだろうなぁ・・・そんなライドも楽しいだろうなぁ・・・
なんて思いましたが、この日の目的地は南風台から反対側といっていい場所にあります。
爽やかな南風を味わうのも程ほどに、橘峠へと向かいました。
そして峠頂上手前からスパートをかける見事な走りっぷり。
「あそこでスパートって、やっぱりクライマーっすね!」
そう声をかけると、トミーさんには珍しく、ちょっぴり照れくさそうに笑っていました。
坂を越えるたびに徐々に調子が上向きになるのは、やはりトミーさんがクライマーだからなのでしょうか。
さて、橘峠を下ってから草壁の街で醤油ソフトを食べようということになり、
3人はとある醤油屋さんに吸い込まれるように入っていきました。
ここではちょっと面白いことが起きましたが、今日はここで時間切れ・・・
次回に続きます。。。
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