翻弄する雨雲と、恩返しのし甲斐がある背中。
グングンと上昇してゆくメーターの数字に、戦慄が走るっ!
予想を外しまくる雨雲レーダーを呪いながらの逃避行。
そしてその先に待っていたのは決して強度の下がらない向かい風の高速巡航列車。
そして・・・
ふむ、ここには以前来たことがある。
おかしいな・・・
僕たちは淡路島を走っていたはずだぞ!?
洲本までの高速巡航区間を終えたアワイチ。
洲本温泉郷の先にあるコンビニで協議が行われました。
降り出した雨・・・
この先、走るべきか? 走らざるべきか?
引き返すorショートカットプランを持ち出そうとしたところ、コンビニの外を4台のロードバイクが南へと、
連なって走り去る光景が飛び込んできました。
ここまでですでに濡れてしまったし、どうせこの先濡れても一緒だよな。
いや、しかし事故のリスクが高いのはどうにもならない。。。
このまま突き進めば、この先、福良まで続く3つの峠道は雨の中を走ることになってしまいそうです。
峠道ということは上って下る・・・
上りはまだしも下り・・・特に水仙郷の下りは晴れていても事故が多い場所です。
そしてもうひとつ、判断の基準となる決定打。
淡路島以外は晴れている!!
せっかく休みを合わせて集まった4人。
このまま雨の中を走るよりは、晴れている場所を気持ちよく走った方がいいに決まっている!!
なにより安全第一ですしね♪
ということで、僕が出した結論は以下の通りでした。
「アワイチはDNF。
タクシーで帰還して、車で晴れてる西播磨へ向かい走る!」
4人で割れば大したことはないと踏んでの決断でしたが、津名まで戻った時点で料金メーターを見てみると・・・
d(●*ω*●)/アウトォ!!
その後も僕たちの気も知らずに上昇し続ける数字にかなりのスリルを味わいながらのドライブでした。
えぇ・・・高つきましたわ・・・(;´д`)トホー
往路の快適な新造船との落差はまさに敗戦後の引揚げ船のようでした。
明石港に着いたころには雨が上がっており、僕とへっちょさんがそれぞれの車を取りに帰りました。
そこからバイパスをいざ西へ!!
ところが!!
姫路辺りでまさかの土砂降り・・・
助手席のAKIRAさんに雨雲レーダーを見てもらうと、淡路島はすっかり雨が上がっていました・・・orz
いや、今となってはそれはどうだっていい・・・
問題なのは、これから走ろうとしている場所まで雨だということだ!!
「最悪、だるま珈琲でウダウダですね・・・」
高いタクシー料金を払ってアワイチをあきらめ、少なくない時間を使って西播磨まで来たのに・・・
こんなのってないよぉ(´;ω;`)
※ 尚、このとき姫路では雨神様がウロウロしていた模様(笑)
これはいけます、行くっきゃないっ!!
目的地は飛龍の滝とする!!
相生のだるま珈琲近くの駐車場に車を止めて、さっそく僕たちは走り始めました。
道は僕しか知らないので、とりあえずみんなをゆったりと先導してゆきます。
すると・・・
「おぉ~♪」
「大自然!」
「気持ちいい!!」
いつも縫うように走る農道に出たところで、後ろから感動の声が上がりました。
3年前、コギコギさんに出会う前から、僕は相生辺りを頻繁に走っていました。
今では走ることが当たり前になったその農道ですが、3年前の僕もみんなと同じ顔をして走っていたのでしょうね。
さて、5kmほどゆったりと農道を走ると国道373号線に出ます。
ここから目的地の飛龍の滝の近くまでは高速巡航区間です。
しかも上郡の3つの信号を過ぎると、それこそ飛龍の滝までの10km超の間、信号が一つもありません。
最初は僕が先頭を牽き始めました。
いつものトレーニング通り、40km/hを2km/hほど上回る感覚でペダルに荷重を乗せてゆきます。
しかしスピードは37km/hほど・・・
上り基調ということもあるのですが、向かい風が強いのです。
パワーは裕に300W出ているのに、全然進みません!
そして上がらないスピードにしびれを切らしたように、ちょろりゅうさんが志願制の先頭交代を発動!
これがすべての始まりでした。
「先頭に立っても上げない!」
「いっぱいいっぱいになるまで牽かない!」
「最後尾につくときの再加速は早めに!」
なんの打ち合わせもなく始まったローテーション。
向かい風の高強度・・・
一度千切れてしまえば追いつくことはかないませんから、列車で生き残ることを最優先しての指示を飛ばします。
AKIRAさん以外は先頭交代練習はしたことはないはずでしたが、なかなか様になっていました♪
少し先頭に立った時に挙げてしまう癖はあるようですが・・・
そして先頭交代を続けて向かい風の中を30km/h台半ばで高速巡航終了ポイントまでキープ!
いやぁ、いい練習になりました♪
アウター縛りを提案した手前、52×23Tで上ったはいいけれど、明らかに筋肉にダメージガガガ・・・((+_+))
へっちょさんはここに行きたい!と良く口にしていたので喜んでいましたね。
そしてそんなへっちょさんにさらなる喜びが訪れたのは、飛龍の滝からの復路・・・
水分補給をしてから、前を牽きたくてうずうずしていたちょろりゅうさんを先頭に開放して走り出したのですが、
ここで僕はちょっぴり仕掛けることにしました。
一気にケイデンスを上げて最後尾からプチアタック!
さて、誰がついてこられたかな?
先ほどまで全開で牽いていたちょろりゅうさんは遅れをとってしまっていました。
この事実にへっちょさんが声をあげました。
「やったぁぁあ! 師匠を初めて千切ったぁ!!」
その語気は明らかに興奮していました。
これまでふたりで走っていたときは、決まってライド後半でちょろりゅうさんに千切られていたというへっちょさん。
仕事でもロードバイクでも師匠であるちょろりゅうさんに初めての“恩返し”の瞬間でした。
そしてちょろりゅうさんが列車に追いついてしばらくは平穏な列車走行・・・
しかし再び先ほどと同じように僕が仕掛けます。
スプリントから高速巡航へと移行し、後ろを全く振り返らずに一心不乱にペダルを回し続けます。
僕は距離を取って後ろからその様子を見ていましたが、ちょろりゅうさんは信号に引っかかるまで
距離が開いているのに気が付いていませんでした。
そのひたすら前へ!という背中がカッコよかった!
へっちょさんもその背中を少し誇らしげに見ていたように僕には見えました。
「あの背中は恩返しのし甲斐がありますね。」
どうかいつか、僕のアシストなしでも師匠に恩返ししたってくださいな♪
雨雲に翻弄された一日ではありましたが、最後には追い込み合ってなかなかいいライドになりました。
へっちょさんには大きなオマケがついてきましたしね♪
最後はだるま珈琲で〆て、第1回 KOBE Roadies Community グループライドは無事に終了したのでした♪
以上、業務報告終了!
<走行データ>
・アワ1/5(笑)
走行時間 1:01:57
走行距離 35.64 km
獲得標高 122 m
平均速度 34.6 km/h
最高速度 51.9 km/h
平均cad 79 rpm
平均心拍 153 bpm
最大心拍 176 bpm
消費カロリー 703 C
平均気温 20.1 °C
・飛龍の滝
走行時間 2:02:46
走行距離 60.14 km
獲得標高 302 m
平均速度 29.4 km/h
最高速度 50.8 km/h
平均cad 75 rpm
平均心拍 144 bpm
最大心拍 179 bpm
消費カロリー 1,200 C
平均気温 22.4 °C
最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、淡路島の忘れ物、いつ取りに行きましょか?
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飛龍の滝への道、先日ソロで走らせてもらいましたが、あの向かい風の中自分は33km/hくらいが限度でした。皆さんスゴーイ(-_-;)
目的地はスゴーク気に入りました(^-^) タイムはクリートカバー必須ですが(笑)
でも気を抜けば千切られる…そのスリルと興奮がたまらない⁉︎´^ิ ౪ ^ิ) ニャニャ…
個々の筋肉が悲鳴を上げ、また自分を奮起するために雄叫びを上げる⁉︎
チャリ好きが集まるといつもなら苦行となる行為がこんなにも楽しいのかと実感‼︎(*^_^*)
住友輪業さん、またRIDEの技術、安全意識の心得など教えてくださいね。
ワタルさん今度、一緒にRIDEお願いします‼︎
見ててうらやましくなります。
アワイチ、祝日に行きたいですねぇ…
是非~こちらこそお願いします~♪( ̄▽ ̄)b
ワタクシ、写真出演出来てますね。
光栄です!
マスターとAKIRAさんのおかげですね(笑)
ありがとうございます!
それにしても。
雨に負けず、タクシーと自家用車を駆使して次の目的地をひねり出すとは。
ほんと、走る事を楽しまれていますねー。
ところで、9月7日の業務日報により、やっと気付けました。
ワタクシは、当日、AKIRAさんから三味線の音色を披露いただけていた事に。
(知らぬ間に、こちらのブログでよく目にする『三味線』にも触れられていた、という事ですね!)
津名まで平均36km/hオーバー、洲本温泉コンビニまで平均34.6km/hについていけるって。
AKIRAさん、だるま珈琲でお話いただいた走力と、だいぶ違います(笑)
ロードバイク歴が近いという事とアワイチ平均速度から、少し上の走力の方だと思っていたのに、だいぶ先をいかれている様です。
あたためていた『亀計画』と実行しないと、追いつけなさそうです。
洲本のコンビニ…ファミマかな?…4台のロードバイク。
多分 僕らです(笑) あの後 モンキー過ぎから 雨は上がり 後半は爆風で楽しかったですよー(笑)
また、どこかてお会い出来る事を 楽しみにしてます。 多分 鈴鹿かな。 岡山も走る予定です。
アシストありですが‼️💦泣
住友輪業様、AKIRA様〜ありがとうございます\(//∇//)\まだまだ追いつけないのでもっとこれから鍛えて下さいませ‼️笑
ワタルさん、ずー・たにさんまだまだ下手くそですがご一緒できたら嬉しいです!(◎_◎;)新しい出会いに、最高の計画ありがとうございました!
近いうちにまたよろしくお願いします✨
へっちょさんがまだまだ下手くそ、だとか。
チームジャージを着ておられた時点で、ワタクシには速い人『先輩』に映っていましたよ(笑)
実際、ちょろりゅう師匠さんに鍛えられ、住友さん、AKIRAさんと走りを楽しまれているレベル。
追いつけるよう、コツコツと自転車を漕ぎつつけます。
ジャージを見かけたらお声がけいたしますので、こちらこそ、ご一緒していただけると嬉しいです。
Biwako Cyclingの皆さんとアワイチしたときにトラブルがあって、その時にタクシーを利用したのですが、次は介護用のタクシーを使ってねって言われてたんです。
しかし料金は普通のタクシーより高いですね・・・
飛龍の滝のコース、いいでしょ~♪
行きは上り基調かつ向かい風で追い込んで、帰りは下り基調の追い風でTTモード!
だるま珈琲に集うローディさんたちにも好評のようですよ♪
ひとりでは追い込みきれない領域まで行けちゃうのがいいですよね!
そしてその苦しさも楽しさも引っくるめて、思いでとして仲間たちと共有できる・・・
いつかあの時はしんどかったねー、楽しかったねー、と話すことができるのも最高です♪
これからもそんな思い出を作りながら、より速く、より強く、より安全に走られるように、一緒に頑張りましょう!
あのふたり、いいですよね!
そして僕からはへっちょさんと仲良く話しているAKIRAさんの姿がよく目につきました。
ローディとしてのキャリアも近く、同期生でライバルと言ったところでしょうか・・・
そういう存在がいることは、速くなる上でとってもいいことですよ!
フフフ...
あの日はじめてお会いしたずー・たにさんが写っている写真を使わないわけがないじゃないですか~(笑)
ロードバイク乗りの能力は、脚力や心肺能力だけでなく、集団走行技術なども含まれます。
その点でAKIRAさんは、ここ最近で集団走行技術をメキメキと向上させていますから、ソロライドのみのローディさんには負けないと思いますよ!
ずー・たにさんとも集団走行したいですね♪
コメントありがとうございます。
まさかあのなかに読者の方がいらっしゃったなんて!
今後とも当業務日報をよろしくお願いしますm(__)m
次は秋の岡山ですね!
たぶん9-Bのピットに陣を構えますので、是非遊びに来てください♪
もちろん鈴鹿も~♪
へっちょさんはパンチがあるタイプなので、伸びると僕にとっても厄介な存在に・・・
潰すなら今のうち?(笑)
ウソウソ!
へっちょさんの伸びるスピードに負けないように、僕も頑張っていきますのでよろしくお願いしますm(__)m