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35歳、乗鞍で人生を感じる。

5月22日の業務日報・2ページ目

楽しく上り続けてきた乗鞍。
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中腹を過ぎ、いよいよ森林限界が近づいてきました。
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路面脇の傾斜地には残雪もチラホラ。
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写真のような雪壁の間を走ることはできるのかな?

期待は高まる一方です。
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たぶん頂上は近い・・・

ならばそろそろ雪壁が現れてもおかしくないはず!
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先に待ち受けているであろう素晴らしい光景に胸を躍らせながら、
ひと漕ぎひと漕ぎロードバイクを進めてゆきました。
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コーナーを前にするたびに高まる期待!

何度も何度もコーナーを曲がり、それでも現れない雪壁に焦れる気持ち。

この先行きが見通せない感じが、なんだか人の人生のように思えてきました。
人生もまた、先行きが見通せないものですからね。。。
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そしてあるコーナーを曲がり切ったところで、僕はロードバイクを停めました。

雪壁がいよいよ現れたのでしょうか?



いいえ。
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僕が目の前に広がったのは、空の青とハイマツの緑、そして雪の白が織りなす見事な風景・・・

この風景が目に飛び込んできたと同時に、僕はそれ以上漕ぐことができなくなってしまいました。




期待していたのは雪壁の風景です。

でも現れたのはその期待とは全く違う風景でした。

それでもその風景は、僕の心を激しく動かしました。



美しい・・・



思い焦がれていた風景には出会えなかった。
今、僕が立っている場所からは、最初に思っていたものとは全く違う風景が見えています。

それでも美しいんです・・・



最初に思い描いていた通りにならないのも人生。

しかしそれでも美しいのが人生!



その一方で・・・
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今、僕が立っている場所はまさに崖っぷち・・・

一歩間違えば、奈落の底へ転落です。



僕たちはいつだって崖っぷちを歩いている。

明日、交通事故にあうかもしれない。
半年後に、大病を患うかもしれない。
大切な人を、急に失うかもしれない。

美しい風景の中を歩んでいても、急に奈落に落ちる怖さがあるのも人生・・・



実は僕にもこれまでの人生の中で、奈落の底に落ちたことがあります。


あれは最も学生生活を楽しんでいた、大学4年生の頃でした。
これから卒業して夢見ていた職業に就こうとしている頃。

まさに輝ける時代・・・美しい風景の中に僕はいました。


それがある日、突如として崩れ去りました。

我が家を襲った大事件により、僕は止む無く大学をやめることになってしまったのです。


楽しかった学生生活はいきなり終焉を迎えました。
夢みていた職業もあきらめざるを得なくなりました。
実家に戻り、ギリギリの毎日を送るだけの年月を過ごしました。

なんとか這い上がろうとしても再び突き落とされ、奈落へ逆戻りさせられることもありました。



しかしそれから十数年後の今・・・

生活を立て直した僕はロードバイクに乗り始め、ブログを書くことによって多くの仲間に恵まれ、
学生時代に思い描いていたそれとは全く違った、しかしそれでも最高に楽しい人生を送っています。

乗鞍を上って美しい風景が目に飛び込んできた瞬間に、そしてその足元に奈落を見た瞬間に、
これまでの僕の人生と乗鞍が重なって見えたのです。


涙が出そうでした。。。


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気がつけば、この崖っぷちを風切り音を出しながら急降下してゆくハヤブサたち・・・

思いもよらない出会い。

それがいくつもいくつも重なって、僕は今、この美しい乗鞍に大きく心を動かされています。


仲間たちには改めて感謝を!

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さあ、まだまだ上りは続く。
脚を止めたら進みません!

人生も・・・ヒルクライムも・・・

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まっすぐは走ってこられなかったけれど・・・、いや違うな。。。

まっすぐ走ってこれなかったからこそ、今、この風景に出会えている!
そして今、自分自身の人生を最高に楽しめている!!

これまで起こったネガティブな出来事の全部が、ポジティブな出来事として上書きされてしまいました。
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これからもまっすぐに!とはいきそうにないけれど、まあ、それもええよね♪って思える自分がいます。

そして曲がりくねって遠回りした道を振り返った時。
僕はきっとこう思うのでしょう。

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あぁ・・・なんて美しいんだ!



35歳、乗鞍で人生を感じました。

まだまだ浅いけれど、これが今の僕の感じ方。

またここは上りたい。
いや、上らなければと思います。

これから先の人生を過ごし、僕自身の感じ方がどう変化してゆくのかも楽しみです♪



まだまだ乗鞍は続く!


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by rynx04 | 2016-06-18 00:33 | グループライド
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神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


by 住友輪業
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