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住友輪業の業務日報

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幅広タイヤアレルギー。

前回の記事で"ワイドリムとか25mmタイヤとかは嫌いだぁ~!!"と書いたところ、こんなコメントをいただきました。

ワイドリムと25Cを避けたのは何故ですか?
これね・・・
ずーっと思っていたことがあるのです。

僕もかつて25Cや26Cのタイヤを履いたことがあるのですが、ダメですね。
受け入れられません!

それについて、今夜の記事を書きたいと思います。


あ、別に25Cを使っている人がどうこうということではありませんよ!
ただ、僕個人がどう思うかについての記事ですので、その辺を踏まえて上で読んでくださいm(__)m



幅広タイヤについて思うこと。

機材には流行り廃りがつきものです。

下ハンもラクに使えるコンパクトハンドル。
アップライトなポジションが取りやすいエンデュランス系ロード。
安定して強力な制動力を発揮するディスクブレーキ。


ここ最近はやっているそれらの中で最も大きなもの。

それが25Cタイヤをはじめとする幅広タイヤでしょう。


僕も25Cタイヤを使ったことがあります。

その出会いはちょっと・・・いや、かなり間抜けな話なのですが・・・

巷でとってもいい!とうわさのContinenntal GP4000Sを試そうと、店舗で購入したのは良いのですが、
なんと23Cと25Cを間違えて手に取っていたという・・・(ノ∀`)


しかし25Cタイヤが流行りの兆しを見せ始めていたこともあって、そのまんま試してみることにしたんですよね。。。

で、実際に走ってみた結果なのですが。
幅広タイヤアレルギー。_b0299252_23261756.jpg
乗り心地はいい!

でも当時はチューブレスタイヤを使っていたので、それほど大きな違いとは思わず。

それよりも気になったことが一つあったんです。


なんだか動きが重くないか?

ほんのちょっとしたことなんです。

例えば赤信号からのリスタート。
例えば前方の障害物を避けるためにちょっとだけ走行ラインを変えるとき。
例えばダンシングに切り替えて鋭く加速するとき。

ちょっとバイクが遅れて反応するような気がしたのです。

軽快感がない!!

僕はこのちょっとした違いがストレスに感じて仕方がなかったのです。
自分の予想した動きから遅れて動き出すあの感覚がダメなんです。

結局、25CのGP4000Sはホイールを売る際にオマケとしてつけたまま譲渡しました。
まだバリ山だったのですが、どうも続けて使う気にはならなかったのです。


そして1年くらい後、再び幅広タイヤに手を出しました。

このころになるとすでに、幅広タイヤは抵抗が少ないということが定説の様になっていました。
幅広タイヤアレルギー。_b0299252_23371147.jpg
僕が購入したのはMASSA T2601。
その名の示す通り26mm幅のタイヤです。

同じコンセプトで23mm幅のMASSA T2301をかなり気に入ったため、T2601も試したいと思って導入しました。


が、やっぱりダメ!!

軽快感がありませんでした。

結局コチラも好みに合わず、1年間の熟成(笑)ののちにバスク輪さんの通勤用ロードバイク用タイヤとして払い下げです。
幅広タイヤアレルギー。_b0299252_23515296.jpg
ちなみにそのころ気に入ったのは、のむラボ2号につけていたVittoria Corsa CX-Ⅲ。
そのタイヤ幅は21mm!!

やっぱり動きが軽い!

さすがにちょっとしたグレーチングや溝などでも気を遣うので、今は使っていませんが、
それさえなければ21mmなどのより細いタイヤを使いたいと今でも思っています。



ここ最近実しやかに言われている、幅広タイヤの方が走行抵抗が少ないというお話。

おそらくメーカーがキチンと実測したデータが元に出てきた話だと思うのです。

あと乗り心地がいいっていうのも確かにいいとは思うのです。


うーん、でも乗り心地の良さは実感できても走行抵抗の少なさは実感できないなぁ・・・



そんなことよりももっと大切なことってあると思うんですよねー。


乗り手の意思とロードバイクの動きが一致すること。
乗り手の意思に反応よく忠実に動くこと。

それが乗っているときの気持ちよさや爽快感につながり、
楽しいという感情を生み出してくれるんだと思っています。

そしてこの楽しさは明らかに実感できるもの!
この楽しさの前にはメーカーが公表しているデータなんてどうでもいいんです!



乗り心地の面では確かに25Cのほうが優れています。
でもそこはラテックスチューブを入れるとか、低圧で乗ってもリム打ちパンクしにくい様に
抜重のテクニックを身に着けるとかでカバーできます。


そもそもロードバイクって舗装路の上を最も軽快に走るための自転車のはず・・・
それをわずかな乗り心地の良さや実感できない走行抵抗のため、動きが鈍く感じるようなタイヤを入れてどうする?
ロードバイクってそんなもんじゃないでしょ!?

あくまで、僕の考えですけどね。。。


幅広タイヤアレルギー。_b0299252_00180488.jpg
で最近、臨時漕会のコーレスさんから借りたホイールが家にありまして。

これについていたのも25mm幅のタイヤでした。

やっぱり合いませんでした・・・orz

走行抵抗が少ないとされる、ワイドリム + 幅広タイヤの組み合わせだったのですが、
むしろ巡航も加速もしんどいです。。。


なんかここまで合わないとなると、機材を買い換えて欲しいメーカーさんが
都合のいい情報を垂れ流しているだけとしか思えなくなってしまいました。。。

もちろん実際のところはわかりませんけどね。


まあ、こんな理由で僕hあ幅広タイヤではなく、従来の23mm以内のタイヤが好みです。


色々と思い通りに動いてくれない世の中ですから、
ロードバイクくらいは思い通りに動かせるタイヤを!

って、どんなまとめやねん!!

以上、幅広タイヤについて思うことでしたー。



なんだか書きたいことの半分も伝わらない文章ができてしまった気がする。。。

次回からはまたどーでもいい日記のようななにかに戻りますorz

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by rynx04 | 2016-06-28 00:27 | 機材の話 | Comments(10)
Commented by 義経 at 2016-06-28 04:04 x
お邪魔します。

自分の疑問を、今回も分かりやすく説明して下さってありがとうございます。


何処のショップに行ってもタイヤの交換の話をすると、25Cのタイヤを薦められますし、どの雑誌・ネットを見ても「25Cは乗り心地が良い・ロングライドは楽。」と言われています。

以前に25Cの着いたロードバイクを試乗しる機会があり、その時に自分は「段差は楽。踏み出しはよっこいしょ。」と感じました。(ロードバイク・ホイールは試乗車が上でした。)

🔰の人間が何を…と思われるかも知れませんが、ロードバイクを長く乗っている方も同じ様に感じているのに少し驚きました。


タイヤ・ホイールを交換したいと思っても、ワイドリムのホイールが多くてタイヤの選択肢が限られますが、自分は狭いリム(25Cも可能ですし)・23Cのタイヤで乗ってみようと思います。

ホイールを交換する際に、住友さんのインプレを参考にさせて頂きました。

今回は自分の疑問を、記事にして時間を割いて下さってありがとうございました。

これからも楽しみにしてます。

長文失礼しました。
Commented by バスク輪 at 2016-06-28 07:30 x
僕も通勤車のクロモリは乗り心地優先なんで頂いたT2601使ってますけど、25C以上は必要無いですね。
GP4000Sの25C(実測だと26mmぐらい)使った時にもっさり感が強くてすぐ23Cに戻しました。
体感出来る程巡航速度が上がる訳でも無かったですし、漕ぎ出し・ヒルクライム・ダンシングでの重さの方が気になりましたね。
ワイドリムに関してはリムが軽く仕上がっていれば良いと思いますけど、23Cのタイヤ使うならリムとのギャップが大きくなるんで24mmぐらいまでかなぁ。

あと、不思議なのはクロモリで使ってると26Cでももっさり感が出ないです。
重たいフレームに重たいホイールなんで元々軽快感は薄いですけど、ゼロ発進でも違和感が出ないのは謎です( 一一)
Commented by Fosetta at 2016-06-28 07:41 x
おはようございます。

私はドマーネに完成車の時について来たのが、ワイドリムで25Ⅽタイヤも使った事ありますが、住友さんが感じられた感覚は無かったです。ただ、私の一張羅のホイールDURA ACE WH-9000-C35-CLには23Cタイヤが合うと感じてます。タイヤはS-WORKS TURBO 24Cを使っててタイヤは今まで使ってきた中で一番のお気に入りのタイヤですが、ホイールとのマッチングはイマイチと感じてます。次のタイヤはVittoria CORSA・23Cを買おうと思ってます。値段が高いのですぐには手を出しませんが(;´・ω・)
Commented by camellia at 2016-06-28 14:54 x
自分はロードバイク乗り始めて1年の初心者、今まで2種類のタイヤしか履いた事が無いのですがどちらとも23cです。
25cが主流になりつつある流れは感じるのですが、理由は『食わず嫌い』です笑
色々なタイヤを自分で試してみて判断すべきなのでしょうが、この記事を読んで次のタイヤも多分23cで行く気がします♪
為になる記事ありがとうございました!
あ、それと記事にしてもらう為のコメントの仕方の勉強にもなりましたφ(..)笑
Commented by tazi at 2016-06-28 19:02 x
25cタイヤ派でーす。(^o^)
23cは試乗程度しか乗った事がありませんが、住友さんが言われている違いは分かりました。
25cタイヤの最大のメリットはバンク時に変形させれる事による安定性の高さ(=コーナリングスピードの向上)かと思います。それ以外は重量増とかもあって住友さんの書かれている通りメリットは少ないと思います。
こういった流れはバイクでも一昔前にあって、それに追従しているような気がします。
近い将来、ロードバイクのブレーキがディスク化してリムに自由度が増せば今より変な?タイヤが出てくるような予感がします。
Commented by rynx04 at 2016-06-28 21:43
> 義経さん
いえいえ(^_^;)
日頃から思っていたことをつついていただいたのでいい機会だと思いまして。

なんだか雑誌とかでもてはやされている25Cタイヤですが、メリットばっかり言っててトレードオフで損なわれてしまう点についてはスルーされることが多いのが気に食わなくって・・・
ワイドリムについてはカーボンリムならば軽く仕上げられるのでアリかと思いますが、材質的に軽量化が難しいアルミリムまでワイド化してきちゃって、こりゃもうよく分からんなって感じです(笑)

なんだかロードバイク業界全体が新しいトピックスに飛びつきたくって仕方がない雰囲気を醸し出していて、変えなくてもいいものまで変わってしまいそうなのが怖いと思う今日この頃です。
ま、いち素人の戯言ですけどね・・・
Commented by rynx04 at 2016-06-28 21:47
> バスク輪さん
結局、ロードバイクの用途にマッチしたタイヤを選ぶべし!ってことですよね・・・
乗り心地重視!って割り切るなら25Cもアリ・・・でもトレードオフで失うものもありますよ。
軽快感重視なら21Cもアリ・・・でもグレーチングには気を付けてねーって感じで、ちゃんとメリット・デメリットを見定めたうえで選ばないとダメって感じです。
最近ではメディアで幅広タイヤが持ち上げられて、それに流されて選んじゃってる人が多い気がします。
ロードバイクで何がしたいのか?
ゴールはぶらさずに、それを達成するために必要なら、手段として25Cをどうぞって感じならエエんじゃないかと・・・
Commented by rynx04 at 2016-06-28 21:51
> Fosettaさん
こんばんは。

トレックは完成車付属からボントレガーの上級ホイールまでワイドリムですよねー。
あれはどっちかっていうと、ユーザーの自社ブランドへの囲い込み戦略の意味合いが強いような気がします。
あそこまでリムがワイドだと、なろーりむホイールに交換した際のブレーキの調整がめんどくさくってしゃーないですからね(笑)
素人の推測でしかありませんけどね(笑)

Vittoria CORSAはしなやかでとっても素直ないいタイヤですよー。
ただし、ドライの時は・・・とだけ書いておきます(笑)
Commented by rynx04 at 2016-06-28 21:55
> camelliaさん
僕は25Cが主流になっても頑なに23Cを使い続けますね・・・たぶん。
ロードバイクって舗装路を最も速く走るための自転車なんですよね。
そのためなら多少は段差に弱かったり、乗り心地が悪かったりしてもいいと思うんです。
でも最近は多様なニーズに対応するために、メーカーも迷走しているような気がします。
乗り心地が欲しくて段差に強い自転車にしたけりゃ、最初っからクロスバイクでどーぞ!
そんなスタンスのメーカーがあれば、僕はすんげーファンになると思います(笑)
Commented by rynx04 at 2016-06-28 22:05
> taziさん
なるほどー。
僕はたぶん根本的に考えが違っていて、ロードバイクではやみくもにコーナリングの限界スピードを上げない方がいいと考えています。
だって、車にはロールケージなどの安全装備があって、バイクにはプロテクターのついたライダースーツを着用するでしょう?
でもロードバイクはヘルメット以外はほぼ生身の人間・・・
コーナリングで限界スピードが上がったら、滑って転んだ時のダメージがとんでもないことになりますよね。

だからある程度の安全が確保された車やバイクと同列扱いではなく、ロードバイクはロードバイクなりの限度というものが必要だと思うんです。

ついでにディスクブレーキをつけたロードバイクと集団走行中に落車したらと想像したら、マジで勘弁です。
カッターが回っているようなもんですよー
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神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


by 住友輪業
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