住友輪業の業務日報

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2013年 10月 29日 ( 1 )

極上の時間・・・そして地獄の時間

10月14日の業務日報・4ページ目

「僕も混ぜてくださ~い!!」

長身の脚の長いローディーさん(以下、脚長さん)が、その声に笑顔で応えてくれました。
もうひとり、体格のいい花柄っぽいジャージを着たローディーさん(以下、花柄さん)も後ろを振り返って笑顔。
脚長さんはそのまま僕の後ろに付き、花柄さん・僕・脚長さんの急造列車の完成です。

「協力していきましょう!
 キツくなってきたら即、先頭交代で!!」


列車ができるだけ長く続くように、自分から積極的に声をかけていきました。

やがて先頭を牽いていた花柄さんが先頭交代を要求。
後ろに下がるときにお互い笑顔でコンタクト。
後ろについている脚長さんからもなんだかいい感じのオーラを感じ取りながら先頭を牽き始めました。

「これはいい人たちと列車が組めたぞ♪」

つい先ほどコース上で出会った3人は先頭交代をするたびに、笑顔で声を掛け合いながら走っていました。
聞くと花柄さんはチームでエントリーされているということでしたが、みんな3時間エントリーの言わばライバル同士。
敵といえば敵のはずなのですが、お互いがベストの結果を残すという目的のために協力し合います。
いや、この列車にはそれ以上の意思のようなものを持っていたのかもしれません。

「このレースを思いっきり楽しみまくる!!」

居心地のよい極楽列車に乗ってテンションアップ!
先頭を牽いてしんどいはずなのに超笑顔♪
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するとそんないい雰囲気を感じ取ったのか、僕たちの列車の後ろにつく人がどんどんと増えていきます。
彼らは先頭交代には加わらないものの、3人はおかまいなし!

「今この瞬間、僕が一番レースを楽しんでいる!!」

根拠なんてありませんが、この時はそんな風に思いながら走っていました。
もう楽しくて楽しくてニヤつく顔を抑えられない状態。
まさに「極上の時間」です。

「頑張れ~!!」

ホームストレートの一番奥の端っこに陣取った、総監督のおばさんママチャリダーさんうずしおさんから
他のギャラリーよりも一段と大きな声で声援が飛んできました。
テンションが上がりきっていた僕は、サービス精神を抑えきれません。
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腕をランニングのように振って声援に応えます。

「余裕があるならもっと必死にコギコギしなさ~い!!」

ピットに戻ってからおばさんに怒られちゃいましたけどね。。。

「余裕ですねぇ。」

後ろの2人もそういいながら笑ってました。
ホントは余裕なんてなくて、この列車の先頭を牽いているときに再び最大心拍数を更新します。

217bpm!!

この日だけで17bpmも最大心拍を更新。
先頭交代を要求して後ろにつこうとするときに、何度となく千切れそうになりました。
でもこんないい列車から千切れるなんてもったいなすぎる!!
必死で追いついてローテーションに加わり続けていました。

その後、チームで走っている花柄さんが交代のためピットイン。
脚長さんとは先頭集団にラップされて、集団に乗り移ってからも一緒に走っていました。

しかし先頭集団に加われたのは2周のみ。
極楽列車に乗って極上の時間をすごした後にそれはやってきました・・・

「地獄の時間」

レース開始から3時間が経とうとしていました。
先頭集団からふるい落とされた僕はホームストレートで必死にペースを保とうと全身の筋肉を使って漕いでいました。
前方には丸臨ジャージ。
ロードバイクはトレック。

「フクさんや!!」

必死にスピードを上げて横に並び声をかけます。
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「ラスト2周!!」

そのままファーストコーナーの登りで置き去りに・・・するはずが、ついにここで僕の脚が終了。
いや、脚が終わったというより越しまわりの筋肉が終わったという感じ。

「またお会いしましたね~♪」

そういいながら僕を追い抜いていったのは、先ほどまで一緒に極上の時間をすごしていた花柄さん。
しかし、僕には彼を追う力は残されていません。
平地でも25km/hも出ないような状態になってしまいました。

今度はフクさんに追い越されます。
しかし僕もリボルバーコーナーの登りで追いつく。
ヘアピンからバックストレートでまた離された。
アトウッドカーブからホームストレートの間で背中に追いつく。
そのままコントロールラインをゴール1分ちょっと前に通過。

「ラストォ~!!」

ファイナルラップは仲間同士でデッドヒート!
下りで離されて、登りで追い上げるパターンは変わらない。
しかし最後の1周、フクさんの気迫の走りが凄かった。

届きそうで届かない・・・それどころか徐々に遠ざかる背中の「臨」の文字。
追い上げたくても思うように回らない脚。
フクさんもそれは同じはず・・・
それなのにフクさんはホームストレートをダンシングで最後のスプリント。
僕にはもうそんな気力は残っていませんでした・・・
最後の1周の差は精神力の差かな・・・

そしてついにゴール!!
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ぼかしを入れても気迫充分なフクさん。
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見事な負けっぷりに笑うしかない僕。

ピットに戻ると全員が無事に戻ってきていました。
今回のレースではアクシデントも少なかったみたいでよかった♪
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ドSな総監督に何かを指摘されているコギコギさん
ホームストレートの一番端っこという一番しんどい場所で声援を送り続けてくれたおばさんママチャリダーさんうずしおさん
それにいろいろと手伝いをしてくれた家猫さんには感謝!


レースの公式リザルトは以下のとおりでした。
順位  27位(出走94名)
ラップ数  30周
走行時間  3:06:14.847
アベレージ 35.78 km/h
トップとの差 -2Laps


コギコギさんから与えられた目標、上位10%は先頭集団に周回遅れにされた時点で達成不可能だったようです。
でも初のレースでなんとか上位1/3に入れたので、とりあえずは及第点かな。。。
今回のリザルトこそが今の自分の実力、と素直に受け入れられる結果になりました。


今回のレースは最初はケガで出場するかを迷っていましたが、本当に出てよかったなぁと思います。
スタート地点に並ぶのに遅れたのはいい教訓になったし、先頭集団での位置取りの重要性も身をもって体験できました。
最大心拍を大幅に更新したのも、今後の追い込み練の強度をもっとあげるべきという指標になりそうです。
自分がイニシアチブをとって列車を作ったり、その列車のメンバーとしゃべってみたり・・・
そしてしんどいとは聞いていた「地獄の時間」を実際に体験してみたりと、
自分の中で新たな扉が次々と開いて、まるで「ドコまででもドア」状態!!

今回の経験は絶対に次で生きるはずです。
コギコギさんから与えられた「上位10%に入る」という目標は次回も追い続けます。



以上、業務報告終了!!


走行距離  109.68km
獲得標高  1,179m
平均速度  35.6km/h
最高速度  58.8km/h
平均cad   91rpm
平均心拍  190bpm(95%)
最大心拍  217bpm(108.5%
消費カロリー 145kcal(←間違いなく誤計測)


あっ!忘れてた・・・
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仲間内からソロで5時間にエントリーのモーニングさんも無事に完走しましたよ。
いつもどおりの力強いペダリングを見たおばさんから、「機関車トーマス」という異名をゲット!
ほら!やっぱり機関車だ!!

最後の最後に全部持って行ったのはモーニングさんでした~。



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by rynx04 | 2013-10-29 22:42 | レース・イベント
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神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


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