住友輪業の業務日報

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2014年 10月 23日 ( 1 )

ぜったいに負けたくないっ!!

10月5日の業務日報・3ページ目

後方から飛び出したTeam WaveのUCHIさんを起点に形成された追走集団。
僕もその集団に残るべく必死で食らいつこうとしましたが、心拍数が頭打ちとなり徐々に千切れていってしまいました。
千切れながら僕が見ていたもの・・・それは前方で徐々に遠ざかっていく丸臨ジャージでした。

「くそっ!・・・ついにボーンズさんにヒルクライムで負ける日が来たのか・・・」

毎週水曜日の早朝から地元のヒルクライムスポット・掘割峠でトレーニングを積み重ねてきたボーンズさん。
彼の走力が急激に上がっていることは、このレースの2週前のアワイチで体験済みでしたが、
まさかこんなにも早い段階でヒルクライムで負けるなんて・・・
トレーニングの成果を見せつけながら走るボーンズさんの背中の丸臨は、
僕にはまぶしすぎるくらいに映っていました。

一方で大した追い込みもせず、さらに体調管理まで怠り今回のレースに臨んだ僕の丸臨は、
降り続ける雨を受け続け、まるで泣いているかのようでした。
ついにUCHIさん、RYOさん、ボーンズさんの背中が見えなくなり、僕は完全に一人旅になってしまいました。
これまで人に合わせて上げ下げしていたペースは、当然一定ペースに切り替えることになります。
すると心拍数が少しだけ落ちて、先ほどまで感じていた気分の悪さが徐々に薄らいでゆくのを感じました。

「ひょっとしたら一定ペースなら割といいペースで走ることができるかもしれないぞ・・・」

千切れたことで見出したかすかな希望を感じながら淡々とマイペースで上り続けていると、
その先にさらなる希望が見つかりました。
見覚えのある青いジャージ!
ETCCのRYOさんが追走集団から千切れて一人旅になっているのが見えました。
しかもジワジワとその背中までの距離が縮まっている!?

「ここは我慢! イーブンペースで焦らず追う!!」

少しでも早く追いつきたい気持ちを抑えて、自らに言い聞かせながら淡々とその距離を縮めることに専念。
狙いはRYOさんに追いついて、その後協力しながら先行するボーンズさん達を追うこと。
そのためにもここで無駄脚を使うわけにはいきません。
b0299252_041289.jpg
そしてついにRYOさんに追いついた!

その直後に下りの追い抜き禁止区間に入り、前走者に追いついたためその後方で車間をとって脚を休めました。
そして追い抜き解禁とともに踏み倒す!!
後方にはRYOさんがしっかりと着いてきている気配を感じます。
その気配にちょっと頑張りすぎて、上り返しで失速・・・RYOさんに再び千切られそうになりました。

「ヤバい! 調子に乗りすぎた!!」

このままでは協力し合いながら先行するボーンズさん達を追えません。
しかし僕は運が良かった・・・
b0299252_0101597.jpg
恐らく追い越し禁止区間で追いついてきた同じカテゴリーの選手が僕とRYOさんの間に入る形で
僕はドラフティングの恩恵を受けることができ、今度は千切れずに済みました。

そしてRYOさんが漢牽きを見せペースアップ!
何度か先頭交替をして僕に先頭が回ってきたところで再び本格的に上りだすことになりました。

残り3km!!

ゴールは近い、最後の踏ん張りどころと思い、しばらく頑張って先頭を牽いていると前方に探していたものを発見!

「よっしゃ! 前にボーンズさんがいるっ!!」

見間違えるはずのない丸臨ジャージにロックオン、そしてRYOさんに声を掛けました。
その上でRYOさんに先頭を譲るとダンシングで一気にペースアップ!

「うぅ・・・っ!」

そのペースアップについていこうとすると、また吐き気がして思わず声が漏れました。
でもここで千切れちゃいけない!

RYOさんが再びペースを緩めたところで追いついてみると、そのすぐ前には追走集団形成のきっかけを作った
UCHIさんの姿がありました。
今度はRYOさん、UCHIさん、僕、そして後ろの2人ほどの選手とともにボーンズさんを追いかけます。
しかしその背中を視界に捕らえ続けながらも、ボーンズさんも粘り続けて捉えきることができません。

残り2km!!

ここでやっとボーンズさんを捕まえました。
ここから残り1kmまではボーンズさん、RYOさん、UCHIさんが先頭を奪い合う形。
僕はできるだけ温存するべく、後方で息を潜めていました。
特にボーンズさんには気付かれないようにね(笑)

残り1km!!

そしてここでついに僕が仕掛けました。
仕掛けるときは圧倒的スピード差で!
心を折ればついて来れないはず・・・

後方からダンシングで加速!
このとき先頭を牽いていたボーンズさんを結構なスピード差でかわしてアタック!!

「くそぉ!!」

ボーンズさんの悔しがる声・・・

「住友さん!行けぇ~っ!!」

しかし直後にその声が僕の背中を押してくれました。

なのに・・・
なのに・・・・・・
なんでかなぁ・・・orz

再び吐き気がカムバック(lll´Д`)グェッ
ダンシングが続きません(T-T)(T-T)(T-T)


RYOさんに差されーの・・・
UCHIさんにまくられーの・・・
ボーンズさんに追い越されーの・・・
おまけにもうひとりの選手にもやられて心が折れそうに・・・いや、確実に折れました。

「もうこれ以上はムリ・・・吐く・・・」

  「さっきのアタックで最後・・・出し切った・・・」

     「一度千切れてここまで追いつけば上出来やろ?」


僕の中で優しい悪魔がささやきだして、僕は確かにハンドルを持つ手を上ハンにやり、脚にこめた力を抜こうとしました。
しかし顔を上げた先に見た光景に我に返ります・・・
b0299252_0413457.jpg
「みんなまだ戦ってる!
 まだ終わってない!」


気がつけば再びブラケットを握り、脚に力をこめてクランクを回し始めていました。
まずは最後尾のRYOさんをパス・・・
そして集団の先頭にいる丸臨ジャージを認識した瞬間にこう思いました。

「ぜったいに負けたくないっ!!」

って・・・

吐き気はする。
でも負けたくないからどうでもいい。
吐いてもいいから行ってしまえ!

「おらぁ!!」

   「ラストラストォ~ッ!!」


気がつけば僕は叫びながら自分自身に喝を入れていました。
ペダリングもダンシングももうぐっちゃぐちゃで・・・それでも少しでも前に行く。

ボーンズさんを追い越して、その後やはり燃え尽きてUCHIさんに追い越されて・・・
見えたゴールラインに安堵した瞬間、後ろからボーンズさんの叫び声が聞こえたような気がして
思いっきりケイデンスを上げて逃げたら違う人だったりして(笑)
そして最後はその誰かに差されましたorz

最後はグダグダになりながらなんとかゴール!!

<走行データ>
走行時間 32:00 (公式リザルト:31:05.795)
走行距離 14.78 km (同15.0 km)
獲得標高 446 m (同398 m)
平均速度 27.7 km/h (同28.94 km/h)
最高速度 53.4 km/h
平均cad 87 rpm
平均心拍 177 bpm (86%)
最大心拍 183 bpm (88%)
消費カロリー 354 C

ここまで読んでいただきありがとうございます。
ガーミンのストップボタンを押す余裕もなかったので、公式リザルトと走行データがかけ離れていますね。
そして今回使った画像は、ステム上マウントに取り付けたアクションカムで撮影しました。
ということで、レースの様子はメーター付き動画(勾配と標高データはおかしくなっていますが・・・)でも
お楽しみいただけますので是非ご覧ください!
特にラスト8分くらいからが見所かも♪


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by rynx04 | 2014-10-23 01:09 | レース・イベント | Comments(26)
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神戸在住。 「一般人」と「逸般人」のはざまで生きるロードバイク乗りの走行日記的ななにか。


by 住友輪業
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