『レースにもサイクリングにも役立つ集団走行講習会』 第一部・列車走行編。
モー万隊を終えて、いよいよこの日のメインとなるライドの始まりです。
開催のきっかけは、チームヴェルジェの赤い彗星さんのツール・ド・沖縄参戦が決まったことでした。
赤い彗星さんはロードバイクに乗り始めてまだ1年も経っていない初心者なのですが、
強者揃いのチームヴェルジェの男性陣を唸らせるほどの走力の持ち主なのです。
そんな彼女がレースに出れば、おそらく先頭集団で走ることになるでしょう。
しかし赤い彗星さんは前述のとおり、まだローディー歴1年未満・・・
先頭集団で走行できるだけの技術はまだ恐らく持っていないでしょう。
ということで、初めてレースの前に予習をしましょう!ということになったのです。
この日は赤い彗星さん以外にも、本格的な集団走行が初めてな人が複数いらっしゃいました。
で、コギコギさんと、コギコギさんに指名された僕が講師役となって、実際に走行しながら練習しようというのです。
題して・・・
『レースにもサイクリングにも役立つ集団走行講習会』
はじまりはじまり~♪
では、ここからは実際この日やった練習を、文章と図、写真を交えて書いていきたいと思います。
あっ!そうそう、臨時漕会において集団走行技術の練習をする機会に恵まれているとは言え、
僕もまだまだレース経験の浅い素人ですから、そんな素人が書いているという前提で読んでくださいね!
その上で、役立ちそうだと思ったことは取り入れてくだされば嬉しく思います。
それでは改めまして、講習会について。
今回の講習会は2部構成となりました。
当ブログでは、都合上4部構成で紹介させていただきます。
それではまず第1部です。
「列車を組む」
① 列車走行中の車間距離
赤メットさんが空気抵抗を請け負ってくれているお陰で、それに続く青メットさんと黄メットさんは楽ができていますね♪
こんなとき、青メットさんと黄メットさんはどのくらい車間を詰めたらよいと思いますか?
その答えは、人それぞれです(←答えになっていない!)
プロ選手の様にスキルのある人ならこぶしひとつ分くらいまで詰めるそうですし、
集団走行になれている素人=臨時漕会メンバーなら約30cmほどです。
つまりはその人のスキル次第なのですが、せっかく空気抵抗を低減させるために列車を組むわけですから、
だいたいホイール半分~1個分くらいには詰めておきたいところです。
列車走行に慣れていなくて恐怖心が強い人は、まずはホイール1個分の車間距離から始めてみて、
慣れるにしたがって徐々に車間距離を詰めていけばいいと思います。
ホイール1個分でも怖い人は、前走者の真後ろにつかずに、半身分横にずれてついてもいいと思います。
いきなり車間を詰めようとはぜずに、怖くないところから徐々に慣らしていけばいいと思います。
さて、車間距離が決まったら、一度決めた車間距離をできるだけ一定に保って走り続けてください。
車間距離が空いたり詰まったりすると、自分より後続の人がそれに合わせて加速したり減速したりしなければなりません。
そうなると列車全体が伸びたり縮んだり・・・
途中で中切れが起こったり、最悪追突が起きてしまう原因となりかねません。
では、一定の車間距離をどのように保てばいいのでしょうか?
② 車間距離の測り方
車間距離を測るために、ついつい自分の前輪と前走者の後輪を見てしまいがちになりますが、
そうすると下を向いてしまうことになって、蛇行したり前走者のハンドサインを見落としてしまうことになるので
非常に危険です。
車間距離を測るときもしっかりと前を見て、前走者の背中越しに見える景色の見え方から車間距離を読み取ってください。
「前走者の背中越しに見える景色の見え方?
なんのこっちゃ???」
もちろん走る場所によって後ろの景色は変わりますが、コギコギさんがいることによって生まれる死角は変わりません。
僕はこの死角のでき方を覚えてだいたいの車間距離をつかむようにしています。
前走者によってできる死角が一定ならば、前走者との車間も一定になっているはずです。
③ ハスッた時に落車を防ぐ方法
車間距離を詰めて走っている時に怖いのが、自分の前輪と前走者の後輪が接触=ハスることです。
ハスった時に、後ろについている人が接触した方向と逆方向に慌ててハンドルを切ってバランスを崩し
落車してしまうことが多いそうです。
実際僕も、ハスったことで慌てて逆にハンドルを切って起こった落車を目の前で見たことがあります。
でもハスってしまってもハスられた側(=前走者)は気づかないことが多いようですね。
実際試してもらうと分かると思いますが、お互いロードバイクのサドルに座って停車している状態で、
前方のロードバイクの後輪に前輪を押し付けてもビクともしません。
ロードバイクはサドルに座っているとかなりの後輪加重になります。
そこにあまり荷重のかかっていない前輪が当たったとしても、影響はかなり小さいんです。
だからハスってしまった人は逆にハンドルを切るのではなくて、
前走者の後輪に自分の前輪を軽く押し当てるイメージでハンドルを切り、
脚を止めてゆっくりと下がれば安全にハスった状態から抜け出すことができます。
上記のことを知っているだけでも、列車走行時の落車のリスクをかなり低減できます。
あとは実際に、コケても痛くない芝生の上などでハスる練習ができればいいのですが、
これは臨時漕会でもまだできていません。
いつかやってみたいなぁ・・・
さてさて、お次は第二部「ローテーション編」です。
こういう記事を書くのが苦手でしんどくて・・・たぶん読むのもしんどい文章になってるっぽいorz
でも頑張って続きも書きま~す!!
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ハスった時って ハスった相手が高級ホイールだと
『うわっやべ(°▽°)』ってなり 急ハンきってしまいそうですよね・・・
思い切りハスらせて どのくらい傷つくものなのか実験してみたいですね。。
まぁ転けて後続を巻き込んで自転車何台も傷ついて人間ケガする事を思えば ・・・傷なんて ね( ☆∀☆)
つまりこういことでしょか?バイソンさん。
アルミVSカーボンディープ もしくはティアグラVS電動デュラ=大事の前の小事( ・∇・)
とってもわかりやすい〜♪
分かりやすいと言っていただけますか!
ありがたや~♪
相手が高級機材でもハスッたらどんどん押し付けましょう!
機材に傷がつくのが嫌なら乗らなきゃいいんですから(笑)
それよりも自身の落車を防ぐことで、怪我をしないことと、後続を巻き込まないことの方がよっぽど大事ですよ~
車間距離については習うより慣れろですね。
グループライドの機会があれば、ゆっくりなスピードで練習してみてください。
慣れたら徐々にスピードをあげていけばよいと思います。
かわいいイラストは拾い物(笑)
当方、絵心皆無でございます(;_;)