迷いを吹き飛ばしたもの。
あと2周、絶対に走るぞぉっ!!」
レース開始から3時間と52分、ホームストレートにいた僕はあと2周走られるか否かの瀬戸際にありました。
雄叫びを上げて回らない脚を無理やり回してペースアップ!!
しかしやはり限界を迎えた後の脚は長続きしません・・・
上り勾配の最終コーナーを回りきったところで再度失速。
最祖上がったはずの集中力・・・しかしそれだけでは肉体の限界を凌駕することはできません。
そこからは下りなので重いギヤをなんとか踏んで、できる限りスピードを乗せてゆきましたが、
レース終盤、下りから上りに切り替わるバイパーコーナーを回りきった辺りでは向かい風が吹き続けていました。
そこからはじまる岡山国際サーキットで最もキツイ勾配を、向かい風によって失速した状態で上らされることになります。
ここで半周・・・残り4分!!
間に合うのか!?
ヘアピンを曲がりきったところでタイムリミットまで五分五分の状況。
「なんとかあと1周走りたいっすね!」
気がつけば、近くで同じくらいのペースで走っている選手に話しかけていました。
しかしあれは紛れもなく自分へのメッセージ。
気持ちだけは絶対にあと1周してやるという思いで一杯でした。
しかしここにきて脚の回りがさらによろしくない状況に・・・
この周回では最初から回らない脚を無理やり回し続けてきました。
その代償がついに襲い掛かってきたのです。
下り基調のバックストレートなのに、スピードが30km/hくらいにしか乗らない・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ダメか・・・
そう思った瞬間、僕の横をいいペースで走る列車が追い抜いていこうとしました。
最後の力で踏めばこの列車に乗れるか?
いや、しかし踏んで乗れなかったらさらなる失速は避けられない・・・
もう本当に限界。
回らない脚は迷いを生み、その列車に乗ることを一瞬躊躇させました。
そう一瞬だけ・・・
結果から言うとその十秒後、僕はその列車に乗って一気にペースアップしていたのです。
乗るか乗らないか、その迷いを断ち切ったもの・・・
僕が乗るか迷っていた列車の真ん中辺りに、なんと7時間の部で奮闘しているモーニングさんの姿を発見!
その力強い背中が目に入ってきた瞬間、迷いなんてものは吹き飛びました。
「乗るっきゃないっ!!」
10名ほどと、この時間帯の割には長い列車ということが功を奏し、少しずつ列車との速度差を埋めて並走。
なんとか列車の最後尾につけて、巡航スピードを上げることに成功しました。
そのままアトウッドカーブを高速で曲がりきり、ひとりではとても維持できないスピードのままモスエスへ・・・
上り基調となっているため、ここで僕は千切れましたが、大幅にタイムを縮めることができました。
そしてコントロールラインを通過。
サイコンはタイムリミットまで残り20秒をさしていました。
「間に合った!あと1周できる!!」
あそこであの列車が現れなかったら・・・
その列車にモーニングさんがいなかったら・・・
たぶんコントロールライン目前でタイムリミットなんて悲しいことになっていたでしょうね・・・
正直、すぐにでもロードバイクを降りてしまいたい状況でしたが、不思議とこの1周は楽しく走ることができました。
もうペースなんて気にする必要はありません。
今年は不甲斐ない走りだったけれど、それでも最後は出し切ることができた喜びを味わったり、
途中、当業務日報を読んでくださっている方に話しかけていただき握手してみたり・・・
最高の気分でウイニングランをしました。
最後だけ、回らない脚でスプリントもどきをして8分台のラップタイムでフィニッシュ!!
<レースリザルト>
順位 4時間ソロ 23位(159人中) 総合 35位(286組中)
周回数 38周(Top差 -4周)
タイム 4:07:45.327
平均速度 34.07km/h
<走行データ>
走行時間 4:07:39
走行距離 140.56 km
獲得標高 269 m
平均速度 34.1 km/h
最高速度 61.6 km/h
平均cad 92 rpm
平均心拍 160 bpm
最大心拍 180 bpm
消費カロリー 1,745 C
平均気温 14.3 °C
しかし昨年の自分は手ごわかったです。
1年前は3時間も先頭集団に残り続けて千切れてからも6分半のラップを刻み続けていたなんて信じられない・・・
弱なりましたわ~(;´д`)トホホ…
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回はレースの振り返りと、臨時漕会の仲間について書きますね。
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問題はまだ牡蠣巻きが食べれる季節かどうか…ですね(笑)
コース上で○臨ジャージを見ると不思議と力が湧いて来ますよね!
おかげで頑張って2周しましたよ、ええ。
最終ラップは早く自転車を降りたい一心でした(笑)
来年といわず今年のミッドナイトエンデューロ、どうですか?
「チームだるま」の一員として!
あ、牡蠣巻きはさすがにないんじゃないかと・・・
本当にブログをはじめてからと言うものの、なんでこんなことが起こるんだろう?と言いたくなるような出来事に遭遇するようになりました。
○臨ジャージには不思議な力が宿っていますね!
今年、満足のいく走りができなかっただけに、ギリギリだったラスト1周まで走られたことは救いになりました。
最後だけでも頑張ってよかったって・・・
でも来年は最後だけじゃなくてレース全体を通して頑張ってよかったって言えるようになりたいですね。